※プレイヤーの妄想によるストーリー&画像が多めです。ご容赦ください。
ダニエル「今日も来てくれてありがとう」
クレア「全然いいわよ。こっちはブラッドも貰えるし」
ダニエル「で、今日の絵の出来はどうだった?」
クレア「えっ、あぁ…今日もまあまあね…」
ダニエル「そっか。これからも君に認めてもらえるよう、がんばるよ!」
クレア「……。じゃあまた」
クレア「(はぁ…、なんで素直になれないんだろ私。正直に上手いって言えばいいのに…)」
???「・・・・・」
???「ダニエル!」
ダニエル「あ、ジェシカ。どうしたの?」
ジェシカ「“どうしたの?”じゃないわよ!あの女誰よ!?」
ダニエル「え、あの女?もしかしてクレアのこと?最近友達になったヴァンパイアの女の子だよ」
ジェシカ「ヴァンパイア!?なんでそんな危ないヤツと友達になんかなるのよ!」
ダニエル「…クレアはいい人だよ…?僕の絵にも協力してくれるし」
ジェシカ「“人”じゃなくてヴァンパイアでしょ!ダニエル、アンタ協力する代わりにブラッドを要求されてるんじゃない!?」
ダニエル「要求じゃなくて、お礼として飲んでもらってるけど…」
ジェシカ「お礼のブラッドって何よ!いい?アンタは“エサ”としてしか見られてないの!いつか全身のブラッドを吸い尽くされるわよ!」
ダニエル「そ、そんなことないよ…。クレアは…」
ジェシカ「アンタはアタシの言うこと聞いておけばいいの!あんなヤツとは関わったらダメ!わかった!?」
ダニエル「・・・・・」
リリス「へぇ、人間の友達ができたの?よかったわね、クレア」
クレア「別に友達じゃないわよ。あっちは私の絵を描きたい、こっちは協力する代わりにブラッドを貰う。Win-Winな関係なだけよ」
リリス「そんなこと言って顔が緩んでるわよ。うれしいくせに」
クレア「き、気のせいじゃない?」
カレブ「君に新しい友達ができて僕らもうれしいよ。ね、リリス」
リリス「さあ、どう来る…?」
カレブ「・・・。新しい友達を大切にしないとね、クレア」
クレア「うーん、どうしようかな…」
カレブ「・・・・・。聞いてよ」
~数日後~
ダニエル「あ、もしもしクレア?今日の夜、予定ある?……よかった。じゃあ待ってるね」
ジェシカ「誰と電話してたの?」
ダニエル「あ、ジェシカ…。友達とちょっとね…」
ジェシカ「ふぅーん」
~その日の夜~
ダニエル「(クレア、遅いな…。何かあったのかな?)」
ダニエル「(連絡してみようかな…?いや、もう少し待ってみるか…)」
ダニエル「(朝まで待ってみたけど結局来なかったな…。やっぱり何かあったのかも。電話してみよう)」
ダニエル「……あ、クレア?ダニエルだけど。どうして来てくれなかったの?」
クレア「ダニエル!あれは笑えない冗談ね!一体どういうつもり!?」
ダニエル「え、なんのこと…?」
クレア「とぼけないで!!」
クレア「昨日の夜、約束通りアンタの家に行ったわよ!でもね…!」
クレア「玄関にヴァンパイアの嫌いなニンニク飾りがあったのよ!」
クレア「ニオイが強烈で帰るしかなかった!どうしてあんなことしたのよ!?」
ダニエル「ちょっと待って、玄関にニンニク飾り…?僕はそんなことしてないよ!」
クレア「じゃあ誰がやったっていうのよ!?あの家にはアンタしか住んでないんでしょ!?」
ダニエル「・・・。クレア、嫌な思いをさせてごめんね。でも僕はやってない。これだけは信じて?」
クレア「……。わかった。じゃあ誰がやったのかはっきりさせて」
ダニエル「うん…」
ダニエル「(ニンニク飾りか…。とりあえず玄関を見てみよう)」
ダニエル「(ほんとだ!昨日はずっと家の中にいたから気づかなかった。一体誰が?……。もしかして…)」
ジェシカ「どうしたの?急に呼び出して」
ダニエル「ジェシカ…。君に聞きたいことがあるんだ」
ダニエル「玄関にニンニク飾りがあるのに気づいた?もしかしてだけど…」
ジェシカ「ああ、あれ。アタシがやったの!おかげでヴァンパイアが寄りつかなくなったでしょ?」
ダニエル「やっぱり…。なんてことするんだ!!クレアに迷惑を掛けたじゃないか!」
ジェシカ「・・・!!」
ジェシカ「なによ!アンタのためじゃない!アタシ知ってるのよ!」
ジェシカ「二階の部屋の壁があの女の絵で埋め尽くされてること!アンタはあの女に取り憑かれてるのよ!目を覚ましてダニエル!」
ダニエル「取り憑かれてるって…。僕は描きたくて描いてるんだ!彼女はそれに協力してくれてる。前もそう言っただろう!?」
ダニエル「ジェシカ、君は昔から自分が正しいと意見を押しつけてくる。どうしてもっと僕の意見を尊重してくれないんだ!?お願いだから彼女にだけは迷惑を掛けないでくれ!それができないなら…」
ジェシカ「・・・・・」
ジェシカ「もういい!帰る!」
ダニエル「・・・・・」
ジェシカ「うっ…うぅ…」
ジェシカ「アタシは…ダニエルを心配しただけなのに…、グスッ…。なんで、こうなるのよ…、グスッ…」
つづく