たろきちのシムズライフ

シムズ4をドラマ風に書き綴ったブログです。更新が滞っている時は記事作成中か、他のゲームに浮気している可能性があります。

あなたと一緒に 【7】

※プレイヤーの妄想によるストーリー&画像が多めです。ご容赦ください。

 

 

自分が周りの人間に危険なヴァンパイアだと思われないため、そして何よりもダニエルの側にいるため【善きヴァンパイア】の願望を設定した。

あとは『許可を得ることなくブラッドを飲まずに14日間過ごす』をクリアすれば達成できる。

 

 

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そして遂にその時が!

編み物をして時間をつぶしていると、無事に願望を達成できた。ここまで長かったような短かったような…。でも、私はやり遂げた!

14日間人間を襲わず過ごした私は、人間の首筋からブラッドを飲みたいという気持ちは微塵も無くなっていた。

 

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そして評判。少し前まで私の評判は“極悪”だった。けれども、オンラインチャリティに寄付をしたりボランティアなど善行を重ね、評判を“完璧”にすることができた。

これならジェシカや他の人間にも安心してもらえるはず。

 

 

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さっそくダニエルに報告した。

クレア「ダニエル、聞いて!遂に願望を達成したの!評判も“完璧”にしたわよ!」

ダニエル「ほんと!?おめでとう!じゃあ、お祝いしなくちゃ!」

 

 

 

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ダニエル「クレア、おめでとう!君ならやれると信じてたよ!今日は僕の奢りだよ。いっぱい頼んで!」

クレア「ありがとう!」

 

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 ダニエル「でもレストランとかじゃなくてよかったの?お腹いっぱい食べてもらおうと思ってたのに」

クレア「私、人間の食べ物は食べられないのよ。それにここのブラッディ・ジェーンが気に入ってるからここでいいの」

ダニエル「そう。なら、同じのをたくさん頼もう!」

 

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クレア「…それよりダニエル。ちょっと話があるの。大事な話…」

ダニエル「え、ほんと?僕も君に大事な話があるんだ」

クレア「え、そうなの?大事な話って?」

ダニエル「いやでも、先に君の話を聞くよ」

クレア「(何?気になる…。)いや大丈夫!先にアンタが話して!」

ダニエル「そう?じゃあ、場所を変えようか」

 

 

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ダニエル「この場所、なんだか懐かしいね」

クレア「ここで待ち合わせをしたのよね。あの時はアンタのこと、変なヤツだって思ってたけど…」

ダニエル「え、そうなの?」

クレア「今は違うわよ」

ダニエル「よかった。…あ、そうだ。それで大事な話なんだけど」

クレア「(彼女ができた、とか言われたらどうしよう…!)」

 

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ダニエル「僕、君のことが好きなんだ」

クレア「…へっ!?」

ダニエル「最初は友達として見ていたけど、会って話す度に君を好きになっていったんだ。クレア、僕と付き合ってほしい」

クレア「・・・・・」

ダニエル「ダメ、かな…?」

 

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クレア「…先に言われちゃったわね」

ダニエル「え?」

クレア「私も、アンタが好き。優しくて、絵が上手くて、たまに天然なダニエルのことが」

ダニエル「…じゃあ、僕ら両思いってこと?」

クレア「そうね」

ダニエル「つまり…、返事はOKってこと?」

クレア「そうよ!」

 

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ダニエル「ほんとに!?やったぁ!断られたらどうしようってずっとドキドキしてたんだ」

クレア「ちょっと!声が大きいわよ。フフッ」

 

 

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ダニエル「嬉しいよ!ありがとう、クレア。一生大切にするからね」

クレア「なにそれ、プロポーズみたい。これからもよろしくね、ダニエル」

 

こうして私たちは恋人同士になった。

 

そして一年後…。

 

 

 

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ダニエル「今日は一段と綺麗だね、クレア」

 

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クレア「ダニエルも素敵よ。ああ、なんだか夢みたい」

 

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青空の下、私たちは結婚した。

 

 

 

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ダニエル「二人とも来てくれてありがとう!」

 

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ジェシカ「すっごく素敵だったわ!」

クレア「ありがとう。次はジェシカたちの番ね」

ジェシカ「そうね。二人とも必ず来てよ?」

ダニエル「もちろん!」

 

 

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クレア「来てくれてありがとう!」

リリス「大事な友達の晴れ舞台だもの、来ないわけにはいかないでしょ」

カレブ「二人ともおめでとう!」

 

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カレブ「それにしても、クレアが赤や黒以外を着る日が来るとはね」

クレア「ほんと。私もびっくりしてる。フフッ」

リリス「白も似合ってる。素敵よ、クレア」

 

 

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司会者「みなさん、中央のウェディングケーキにご注目ください。只今より、新郎新婦によるケーキ入刀です!」

 

 

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2人「「あ〜〜〜ん」」

 

 

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クレア「うっ…」

ダニエル「クレア、どうしたの!?」

 

 

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クレア「(最悪…。結婚式なのに…)」

 

 

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クレア「はあ…」

ダニエル「大丈夫!?具合悪いの…?」

クレア「ごめん、ダニエル…。人間の食べ物は受け付けないこと忘れてた…」

ダニエル「あ、そうか…。ちょっと外の空気を吸いに行こうか」

クレア「うん…」

 

 

 

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ジェシカ「…二人とも、幸せになってね」

 

 

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ダニエル「本当に大丈夫?」

クレア「もう平気よ。心配掛けてごめん」

 

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ダニエル「君が食べられないこと、僕も知ってたのにすっかり忘れてて…。ごめんね」

クレア「ダニエルが謝ることないわ。私がうっかりしてただけだもの」

ダニエル「でも…」

 

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クレア「……。決めた。ねぇ、ダニエル。私…」

 

 

 

 

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???「ハーブがたくさんできたな。これでハーブティーを淹れてあげよう」

 

 

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???「ふふっ…」

 

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???「どうしたんだい?」

 

 

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クレア「あら、あなた」

 

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ダニエル「何か面白いことでもあったのかい?」

 

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クレア「昔を思い出していたの」

ダニエル「昔って…君がヴァンパイアだった頃?」

クレア「そうよ。懐かしいでしょ」

ダニエル「やっぱり、人間になったこと後悔してるのかい?」

 

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クレア「いいえ。全く後悔してないわ。人間になってからも、いい人生だったし」

 

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クレア「あなたと結婚して、子供が生まれて、今じゃ孫もいる。私は本当に幸せ者ね。それに、あの時言ったでしょ」

 

 

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クレア『……。決めた。ねぇ、ダニエル。私…』

ダニエル『ん?』

クレア『私、人間になるわ』

ダニエル『え、どうして!?』

クレア『せっかく夫婦になれたのに同じものも食べられない。棺桶でしか眠れないから、夜は一緒に寝られない。それに私には寿命がない。愛する者の死を見届けてからも一人で生きなきゃいけないなんて耐えられない』

ダニエル『……』

クレア『だから私、人間になってあなたと一緒に歳を取りたい。あなたと一緒に人生を共にして最期を迎えたいの』

 

 

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ダニエル「そうだったね。お互いもうすっかりおじいちゃんとおばあちゃんだ。これからもずっと一緒だよ。愛してるよ、クレア」

 

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クレア「ええ、ずっと一緒よ。ずーっとね。愛してるわ、ダニエル」

 

 

 

おしまい

 

 

-【1】〜【7】全てを読んでくれた方へ-

私の文章力が低いため読みづらかったかもしれませんが、ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

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