※プレイヤーの妄想によるストーリー&画像が多めです。ご容赦ください。
〈昨日はイアンくんとコモレビ山へ旅行に行った〉
〈楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、帰りは翌日の朝になってしまった〉
マリア「ただいま~」
ロバート「………」
マリア「あなた、ただいま。……もしかしてまだ怒ってるの?仕方ないじゃない。お友達に急に誘われちゃったんだから。断れなかったのよ」
ロバート「………」
マリア「書き置きもしたし、夕飯も作って冷蔵庫に入れておいたでしょ?何か問題?」
ロバート「昨日はとっても大事な日だったんだぞ…!」
マリア「昨日?なんだったかしら?結婚記念日じゃないわよね?うーん…」
ロバート「ケイティの誕生日だよ!」
マリア「……!ウソ……」
ロバート「飾り付けも自分で作ってすごく楽しみにしてたのに…!」
マリア「………」
ケイティ「パパ…?ママ…?」
ロバート「ママ…、誰かと不倫してるだろ?アビゲイルさんがロマンス・フェスティバルでママを見たって言ってたし、今回の旅行も友達とじゃなく不倫相手と行ったんじゃないか?」
マリア「………」
ロバート「ケイティの誕生日も忘れて旅行なんて君は母親失格だ!最低の妻だ!」
マリア「……。そうよ、不倫してるわよ!ケイティの誕生日を忘れた事は悪かったと思ってるわ。でもね!私だって女なのよ!彼はちゃんと私を女として見てくれてる。あなたと違ってね!」
ロバート「なっ…」
マリア「付き合った頃はちゃんと名前で呼んでくれてたのに…。あの子が生まれてからあなたは私の事をママ、ママって!私はケイティの母親ではあるけど、あなたの母親じゃないのよ!」
ロバート「べ、別に呼び方なんてどうでもいいじゃないか!」
マリア「それにまだ不満はあるわ!家事を率先してやってくれるのはいいけど、料理をしても後片付けは全然しないし、洗濯物のたたみ方はぐちゃぐちゃだし…」
ロバート「そのくらいいいだろう!?そんな事より、昨日はケイティが恥をかいたんだぞ!君のせいで!誕生日パーティーも台無しだ!」
マリア「大きな声出さないでよ!」
ケイティ「パパ、ママ…」
二人「「ケイティ…!」」
ケイティ「わたしのことでケンカしてるの?」
マリア「違うわケイティ!昨日はごめんね。誕生日プレゼントなんだけど…」
ロバート「ケイティに近づくな!」
マリア「……!」
ケイティ「パ、パパ…?」
ロバート「…ケイティ、学校に行く時間だ。さあ、行こう」
ケイティ「うん……」
マリア「ケイティ、いってらっしゃい…」
マリア「………」
マリア「(イアンくんに夢中になってケイティの誕生日を忘れるなんて…。ロバートの言う通り、私は母親失格だわ…)」
『イアンくん、突然で申し訳ないけどもう連絡しないでください。ごめんなさい』
マリア「(これでいいかな…?もし連絡が来ても無視しよう。彼との関係は断ち切らなきゃ)」
マリア「(お化粧して、かわいいワンピースを着て…。でもこんなの本当の私じゃない。戻らなきゃ。あの頃に…)」
ママ友A「えー!?本当!?」
アビゲイル「本当よ!すぐそこで若い男の子とキスしてたんだから!しかも昨日はケイティちゃんの誕生日をすっぽかしてどこか行ってたみたいなのよ。きっとその男の子と遊んでたんじゃな~い?」
ママ友A「あのマリアさんが…。人は見かけによらないわねぇ。そんな事する人だったなんて!」
アビゲイル「でしょ~?私もびっくりしちゃった!」
ママ友B「若い男の子となんて、やるわねぇマリアさん!今後どんな展開になるのかしら?もしかしたら離婚までいくんじゃない?楽しみだわ~!アハハ!」
アビゲイル「今後も注目ね!ウフフ…」
マリア「ケイティ、本当にごめんね」
ケイティ「大丈夫だよ、ママ。わたし気にしてないよ」
マリア「ああ、ケイティ…」
ケイティ「ママ、なんでお化粧やめちゃったの?かわいかったのに」
マリア「元に戻らなきゃって思ったの。私がちゃんとした妻で、母親だった時に」
ケイティ「ママはいつでもちゃんとしてるよ?あ、そうだ。パパと仲直りしてね」
マリア「ええ、もちろんよ。パパが許してくれるまで謝り続けるつもりよ」
ロバート「ただいま」
ケイティ「おかえり、パパ!」
マリア「あ……」
マリア「あなた…、今朝はごめんなさい。あの後すごく反省したわ。あなたの言う通り私は母親失格。そして妻失格だわ…」
ロバート「……」
マリア「全部間違ってた。簡単に許してもらえるなんて思ってない。でもやり直すチャンスを、私にくれない…?」
ロバート「……」
ロバート「…分かった。君を許すよ。僕も悪かったよ。でも相手との関係はちゃんと断ち切ってね」
マリア「ええ、もちろんよ。もう絶対連絡は取らないわ」
マリア「ありがとう、あなた!もう二度と過ちは犯さないから」
ロバート「ああ。頼むよ、ママ…じゃなくてマリア」
〈私はもう間違えない。ロバートとケイティがいれば充分幸せ。その幸せを壊す事なんて二度としない〉
ノラ「全然ダメ?」
イアン「ああ。何回メール送っても返ってこない」
ノラ「旦那にバレたのかな?じゃあ諦める?あーあ、アタシ欲しい服あったのになぁ~…」
イアン「うーん…。あ、そうだ!」
ノラ「え、何?」
イアン「プランBだ!」
ノラ「プランAも知らないんだけど」
イアン「まあ俺に任せとけって!今度はお前にも協力してもらぜ」
ノラ「え?うん…」
つづく