たろきちのシムズライフ

シムズ4をドラマ風に書き綴ったブログです。更新が滞っている時は記事作成中か、他のゲームに浮気している可能性があります。

裏切りの果て 【終】

 

※プレイヤーの妄想によるストーリー&画像が多めです。ご容赦ください。

 

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マリア「~♪~~♪(鼻歌)」

ブーッブーッ(スマホの鳴る音)

マリア「ん?イアンくんからまたメール…。もう連絡してこないでって言ったのに」

 

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マリアさん、お願い。最期に声だけでも聴きたいんだ…。連絡ください』

マリア「えっ、最期…?イアンくんに何かあったのかしら…。とにかく連絡しなくちゃ…!」

 

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マリア「もしもしイアンくん!?」

イアン『あ…マリアさん…。よかった…、元気そうだね…』

マリア「大丈夫!?何かあったの!?最期ってどういう事!?」

イアン『僕、今まで黙ってたけど…、病気なんだ…。それが悪化しちゃって…』

マリア「え、病気…?」

イアン『ごめんね…。心配、掛けたくなかったんだ…』

マリア「その病気、治るの…?」

イアン『治療をすればね…。でも高額すぎて僕には払えない…。だから最期にマリアさんの声を聴きたくて…』

マリア「イアンくん…。………その治療費、いくら掛かるの?」

 

〈私は気づいたら走り出していた〉

 

 

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ヴィクトリア「あら、いらっしゃい」

マリア「と、突然お邪魔してすみません…!」

ヴィクトリア「いいのよ~。先に座っててちょうだい。今紅茶を淹れるわね」

 

 

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マリア「(……少しくらいならバレないはず…。これもイアンくんのため。今のうちに…)」

 

 

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マリア「あ、あの!今学校から連絡があって、娘がケガをしたみたいで…!」

ヴィクトリア「あら、それは大変!早く行ってあげて」

マリア「急に来たのにごめんなさい!」

ヴィクトリア「いいのよ、気にしないで。さあ、早く!」

 

 

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マリア「(ここで待ってればいいのよね…)」

???「マリアさんですか?」

マリア「え、あのどちらさま…?」

 

 

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ノラ『で、プランBって?』

イアン『俺が病気のフリをして、治療費に困ってると思わせる。多分あの女なら自分が払うって言うだろ』

ノラ『えー?そうかな?まあ、いいや。アタシは何すればいいの?』

 

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イアン『お前には俺の妹をやってもらう』

ノラ『は?妹?』

イアン『話の流れで大学に通ってる真面目な妹がいるって事になったんだよ』

ノラ『アタシと全然違うじゃん!』

イアン『まあな。俺は病気で動けないっていう設定だから、お前が妹のフリして女から金を受け取れ』

ノラ『分かった』

 

 

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ノラ「イアンの妹のノラです。いつも兄がお世話になってます」

マリア「イアンくんの…(似てないわね…)」

ノラ「あの~、それで治療費の方は?」

 

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マリア「あ、あります!これ…」

ノラ「(うわ~マジで持って来たんだ!)」

 

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マリア「あの、イアンくんにちゃんと渡してくださいね…?」

ノラ「もちろん渡しますよぉ~。兄も喜びますぅ~(これだけあれば何でも買える!)」

 

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ノラ「もう行かないと!それじゃ!」

マリア「あ……」

 

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マリア「(これで大丈夫、よね…?あとはイアンくんの治療が上手くいくように祈らなきゃ)」

 

 

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~数日後~

 

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コンコンッ

マリア「はーい」

 

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マリア「……!」

警察官「なぜ来たか、分かるな?」

マリア「……はい」

 

 

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ケイティ「ママ……」

 

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ロバート「………」

 

 

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マリア「うっ…すみませんっ…。すみません……でした……。ううっ…」

 

 

 

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〈こんな事になってしまうなんて…〉

 

 

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マリア「彼が病気だと言うので…、助けたくて…。でもうちには…そんなお金はなくて…ぐすっ…。少しくらいならバレないだろうと…思って…盗ってしまいました…ぐすっ…」

 

〈警察からイアンくんは病気ではないと聞かされた。当の本人は、ただの冗談だった、本気にするとは思わなかったと言っているそうだ…〉

 

 

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二人「「フゥーッ!」」

イアン「金だ金だー!」

ノラ「ホント馬鹿なおばさん!てかイアン、演技力あり過ぎでしょ。マジで役者になれば?」

イアン「俺は働かずに金を稼ぎたいの!今回みたいに馬鹿なおばさんを騙してな!」

ノラ「サイテー!」

二人「「アハハハハッ!」」

 

 

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〈ロバートからは離婚を言い渡された。そしてケイティには絶対に会わせないと…〉

〈私はただただ謝る事しか出来なかった〉

 

 

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〈あんなに幸せだったのに…〉

 

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〈どうして…〉

 

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〈彼のせい?いや、違う〉

 

 

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〈すべては自分のせい。愚かな私が自らその幸せを手放してしまったせいだ…〉

 

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〈後悔してもしきれない〉

〈これが家族を裏切った代償……〉

〈ロバート、ケイティ…。本当にごめんなさい……〉

 

 

 

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アビゲイル「ねぇ、知ってる?」

 

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ママ友A「もちろん知ってるわよ!やっちゃったわねぇ、マリアさん!離婚は想像ついたけど、まさか逮捕されるなんて!」

 

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ママ友B「盗んだお金を不倫相手に渡したらしいわね。それだけ相手にゾッコンだったって事でしょ。でも母親として恥ずかしくないのかしら?」

 

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アビゲイル「ま、母親である前に“女”だったって事よ。あーあ、旦那さんと子供がかわいそう」

ママ友A「ホントよねぇ。あ、母親が不倫するって事は娘も将来不倫しちゃうんじゃない?」

ママ友B「物を盗んだりもするかも!絶対ウチに遊びに来てほしくないわ」

アビゲイル「子供に罪はないわよ。でも……、マリアさんも馬鹿よねぇ!」

三人「「「アハハハハッ!!」」」

 

おしまい

 

 

暗い…。暗いねぇ…。

マリアかわいそう(全部プレイヤーのせい)

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