※プレイヤーの妄想によるストーリー&画像が多めです。ご容赦ください。
私の名前はクレア。誰もが恐れる「グランドマスター・ヴァンパイア」
………になる予定。ま、すぐになってみせるわ。
私の住んでいるForgotten Hollowの広場にはこんな銅像がある。私はこの銅像が気に入らない。だってマヌケな顔してるでしょ?
家はココ。好きな色の外壁だったから、思い切って買ったの。
でもこの家の名前はガーリックローター・プレイス。ニンニク飾りがそこら中に飾られてたわ!最悪よ!だから全部捨ててやった。それと内装も自分好みに変えたわ。前の住人は趣味が悪いわね。
私は人間と仲良くなろうなんて思わない。
クレア「お前のブラッドを飲み尽くしてやる!」
男性「ひぃっ!なんて恐ろしい!その牙を近づけないで!」
クレア「ゴクッ…ゴクッ…」
男性「ば、化け物……」
フン、何とでも言うがいいわ。人間は大人しくヴァンパイアにブラッドを捧げればいいのよ!
私にとって人間はただの“エサ”なんだから。
『ウルフスベーン・マナー』
クレア「あー、ムカつく!あのクソヤロウ!」
ちなみにこの姿は闇の形態を解いた状態。
リリス「あらあら、今日はひどく荒れてるわね」
カレブ「クレア、何かあったの?」
この2人は私の大事な友達。仲良しきょうだいのリリスとカレブ。この2人とは、本当に気が合うの!
ただ“食事”に関しては合わないのよねぇ…。
クレア「さっきヴラドに勝負を挑んできたの!」
リリス「あら、また?で、結果は?」
クレア「……負けた。今日は勝てそうな気がしたのに…。あぁ、クソッ!あのジジイめ!」
私はあのじいさんが好きじゃない。“食事”は気が合うけど、他は合わない。
勝負を挑んだ理由は、なんか偉そうで気に入らないから。
カレブ「確かに見た目は老人だけど、彼は若者だよ?」
クレア「そんなこと分かってる。でも、どう見ても見た目は老人でしょ」
カレブ「でも彼に勝ちたいなら位階を上げて強くならなきゃ。ヴァンパイアの書でも読んでみたら?」
リリス「あと腹筋もね」
カレブ「そう、腹筋も」
クレア「腹筋関係ある?」
クレア「…分かった。とりあえず、位階を上げる努力をするわ。はぁ、何だか疲れた…。行きつけのバーに“食事”に行ってこよっと」
リリス「ブラッドパックもあるんだし、わざわざ人間を襲う必要なんてないんじゃない?」
クレア「ブラッドパックより、首筋からそのまま飲んだ方が何倍も美味しいわ。とにかく、話聞いてくれてありがと。じゃ、行ってくる」
『塩辛ワンニャン酒場』
ダニエル「プハァ~、仕事帰りに飲むお酒は最高だなぁ」
酔って思考が鈍くなってる人間ほど襲いやすいものはないわ。だから、バーやラウンジって最高のエサ場なのよね。
クレア「(お、いたいた。今日の“食事”はアイツにしよ)」
ダニエル「はぁ~、飲みすぎちゃったなぁ。あぁ、風が気持ちいい」
クレア「おい!そこのお前!」
ダニエル「え?」
クレア「大人しくブラッドを寄越しなッ!」
ダニエル「え……。ヴァンパイア!?なんて美しいんだ!」
クレア「えっ!は、はあっ!?」
ダニエル「すごい!こんな所で会えるなんて。これは夢じゃないよね?僕、画家をやってるんだ。まだ一度もヴァンパイアを描いたことがなくて。ぜひ、君のその美しい姿を描かせてくれないかな!?」
クレア「い、いきなり何言ってんの!?普通ここは怖がるところでしょ!アンタ頭おかしいんじゃない!?」
ダニエル「ちゃんとお礼もするよ。ヴァンパイアだからブラッドだよね。手首から?それとも首筋から?」
クレア「あ、そろそろウチに帰らなきゃ!(コワイコワイコワイ!!何この人間、めちゃくちゃ怖いんですけど!!)」
ダニエル「あっ、ちょっと待って!」
クレア「はぁ…はぁ…。追いかけて来てないよね?人間の中には、ああいうちょっとおかしいヤツもいるのね。気を付けなきゃ…」
ダニエル「あぁ、行っちゃった…。でも、何だかまた会えそうな気がする」
『ガーリックローター・プレイス』
ヴァンパイアは鏡には映らない。だから自分がどんな姿をしているか分からない。
クレア「(美しいなんて言われて動揺しちゃったけど、きっとウソよね…。今まで人間からは化け物と言われてきたし…)」
クレア「(きっと私は醜い姿をしてるんだ…。私が美しいワケない、よね…?)」
つづく